イリコスキー製麺所 所長のブログ

冷やし釜あげ?

ときどき、「釜あげ (冷)」とか「冷やし釜あげうどん」ってメニューを見かける。実はお店では食べたことがない。
あれはどんな麺なんだろう。釜抜きの麺を、氷水を張った桶に入れた、のかな。それだと釜あげの麺じゃない気がするんだけど。お店によってもやりかた違うんだろうな。
釜抜きの麺を一気に冷やしたのなら、茹で時間も短いし、いったん締めたうどんより固くなって食感としては面白いかもしれない。

うどんの麺は普通、茹であげた後に水でしめてうどん玉にする。かけうどんならもう一度、そのうどん玉を湯がいてあっためる。

釜あげうどんは、茹であげたまま水で締めない麺をどんぶりとか桶に移して、茹でたお湯を張って、つけだしで食べる。
茹であげたままの麺そのもののことを「釜抜き」って言ったりもする。
釜あげの麺は熱いもので、釜あげ(冷)なんてありえない、って思ってたんだけどな。

そうめんと同じような食べ方をする、一度水でしめたうどんを氷水に浮かべて食べる冷たいうどんは、香川県だと冷やしうどん、って呼ぶ(そのままの名前だ)。地元だと夏は冷やし、っていうファンもたくさんいる。

 

さてさて、たまには自分でつくったうどんのことも。

冷やし釜あげうどん

盛りつけって難しいですね。それをおいしそうに撮るのはさらに。
これは二人前だけど、もっと小さく一人前で盛りつけた方がよかったかな。

僕は、どちらかというと締めたうどんより釜抜きのほうが好き。かけうどんも、釜抜きにかけだしをかけたのが好きだな。
ふんわりして、小麦粉の香りがするのがいい。
ただ、夏場に食べるにはさすがに熱い!ってときに釜抜きのうどんを食べたいときにはこれ。

冷やし釜あげうどん(おい!)。

ま、お店で冷やし釜あげうどんを食べたことがないので、あくまでも我が家風。
大量の氷の上に釜抜きの麺を置くだけ。氷水には浸かってない。
氷に触ってないところはあつあつの釜抜き麺、氷に触ってるところはひんやりして、一つの器に違う食感の麺が同居して、楽しい。

 

冷やし釜あげうどん、お店で食べてみたいんだけどなかなか食べられないんだよね。お店に行くとついつい定番ばっかり食べちゃうから。僕にとっての「定番」は、かけうどん、釜あげ、ざる。どんな店にいってもこの中から食べないと落ち着かない。一度に五食ぐらい食べられればいいのにな。

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