イリコスキー製麺所 所長のブログ

豪雨の中の製麺所

午後から大雨、というより豪雨か。

製麺所の中まで雨音が聞こえてくるのは初めてだったな。
窓に殴りつけてくるように降ってくる音のおかげで、iPhoneでかけてる音楽もかきけされちゃうほど。

そんな中でなぜか金属の音が聞こえてくる。コツン、コツンとリズムを刻んで。どこからかな?と思ったら、どうやら換気扇からしてるみたいだ。
製麺所の部屋は外に面してる壁があって、そこに換気扇がついてる。換気扇の外にはフードがあるんだけど、上階から落ちてくる水滴がそこにあたってるらしい。

コツン、コツンだったりカンカンカンだったり、雨の強さと風の向きで音もリズムも変わる。こういう音、わりと好きだな。雨の音がもともと好きなんだ。

実家に住んでた頃、元々は座敷だった部屋を子ども部屋としてあてがわれて、そこにはいろんな雨の音が聞こえてきてた。
軒から落ちてきた水滴がひさしにコツって当たる音。
ひさしの端っこにたまった雨が地面に置かれた石の上でぺと、とたてる音。
ガラス戸の外に目隠しに立てられてた木の葉っぱに溜まった水が、風にあおられてザザーってガラスにあたる音(…あの木はなんだったっけ…貝塚伊吹かな)。

一階に住んでると、いろんな音が聞こえてきてたな。マンションに住んで、仕事もビルの中にいるとそんな音ってめったに耳に入らない。
今日はなんだか久しぶりの音をゆったり聞いていた気がする。実家で聞く音とは趣にはずいぶん差があるけれど、聞こえてくる音はそんな懐かしい音だった。

父親が購入した僕の実家はずいぶん前に兄の家族のための家に建て替えわって、もちろん僕の子ども部屋ももうない。帰省したときにはその横に建てた、父親が住む離れ(って言っても僕のマンションよりよっぽど広い)の2階で寝泊まりするから子どもの頃に聞いてたような音はもう聞こえない。

お盆の間の豪雨もそうだし、今日もたいへんなところがあったみたいだけれど、僕にとっては突然に時間と場所を引き戻してくれたそんな雨だった。

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