子ども会様イベント@川西市

子ども会様の、今年度はじめてのイベントなのだそうです。
地域にある、昔ながらの畳敷きの公民館…集会場ですね。
ブルーシートはもともと専用のものが備えられていたようです。

みなさまもちろん顔見知り、といことで終始なごやかな雰囲気で進行できました。
ちびっこからお姉ちゃん・お兄ちゃんまで、ご家族単位で。

テーブルは座卓サイズでしたので、30cmほどの高さ。ちびっこにもちょうど遊びやすい高さでした。

■開催概要

主催:川西市内の子ども会さま

開催場所:川西市平野公民館(和室・22畳)

開催日時:2019年6月2日 10:00~12:00

ご参加者:子ども会と保護者のみなさま、11組 合計33名様

できあがり分量:各組4人前、合計44人前

MBSラジオ「サンデーライブ!ゴエでSHOW!」に出演いたします

久しぶりにラジオ出演のお知らせです。
2019年1月6日(日)、午前午前11時10~15分ごろから10分程度の予定です。
MBSラジオ「サンデーライブ!ゴエでSHOW!」内の紹介コーナー、「桂二葉の日曜、何しよう?」。
桂二葉がお越しになって年明けうどんづくりを体験していただきます。
イリコスキー製麺所・うどん作り体験教室では初のライブ中継です。

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放送後、二葉さんのブログにも掲載していただきました!
桂二葉の日曜、何しよう?

年越し年明けうどんは、おめでたい紅いうどんで!

毎年ご好評をいただいております、年末年始のうどん作り体験教室特別企画。
真っ白なうどんをピンクの麺に。そしてお土産につくのはかけうどん用のだし。
今年も大勢のみなさまのご参加をお待ちしております!

おめでたい紅いうどんに!年越し・年明けうどんを自分で打とう!

『望遠鏡をつくる人びと』

望遠鏡をつくる人びと表紙

『望遠鏡をつくる人びと』森本雅樹 岩波書店 1972
岩波科学の本シリーズはその後新装版が出たけれど、これは初版だけだったようだ

京都大学岡山天文台に3.8m反射望遠鏡「せいめい」が完成した、というSNSの投稿を友人がシェアしていた。思い出したのが、ずいぶん昔…おそらく小学生の時に読んだ『望遠鏡をつくる人びと(岩波書店 1972)』だ。

マンガじゃない科学の本にはじめて触れたのがこの本だった。岩波科学の本という中学生向けのシリーズの一冊。
当時父親は息子たちを理系の道に進ませたいと考えていたようで科学に関する本をよく買い与えられていた。
著書は東京大学東京天文台の森本雅樹先生。奥付によると当時は助教授だったようだけれど、この本で覚えた森本先生の名前はその後も書籍や雑誌をはじめいろんなところで見かけることになる。

数式は出てこないとはいえ、歴史に残るそれぞれの時代の最先端の望遠鏡がなぜ作られなければならかったのか、それを製作したのがなぜその人びとだったのか。観測の理論的な考え方や技術的なことも含めて文章と図や写真だけで説明されていくわけで、当時小学生だった僕に理解できたとはとても思えない。
ちゃんと記憶に残っているのは表紙にもなっている、森本先生が深く携わった6メートルミリ波望遠鏡の章と、野辺山につくった最新鋭45メートル電波望遠鏡の章の一部分だ。先生ご自身の苦労話がエッセンスとしてたくさん散りばめられていて、きっと小学生にも身近なものに感じたんだろうな。

観測装置の話だから、夜空にきらめく星のロマンチックな描写や星座の話題は出てこない。天文学者たちが自らの疑問を解き明かす観測を行うために、当時の最先端の技術をいかに使って最新鋭の機材を作り上げたかという話題が並べられる。

この本にも刺激を受けて将来は天文学者になりたい、と僕はその後考え始める。
香川の田舎町の夜空は今よりもずっとはっきりたくさんの星が見えた。父の知り合いから譲ってもらった手作りの望遠鏡を脚立に載せて覗いたり、星座を覚えようとしてみたり、たくさんの書籍を買ってもらったり。
ただ、星座に関するギリシャ神話を読もうとがんばっていたことにも象徴されるように(カタカナの固有名詞がどうにも覚えられなくて悪戦苦闘の連続だった)、子どもが漠然と想像する「天文学者」というものへのあこがれだけを持っていたらしい。

当時は気がついていなかったけれど、きっと僕は天体や宇宙への関心よりも、それを観測するための望遠鏡やロケット、宇宙探査機、そういった機械、機材、メカが好きだったんだな、と今となっては思い返すことが多い。観測される対象や観測手法ではなくって興味があったのは観測機械。

理学部を目指していた僕は、結局高校2年の時文系に舵を切ることになる。あの頃、そこに気がついていれば…理学部じゃなくって工学部のほうが自分の興味にあってるんじゃないの?と考えてみることがあったら、その後の僕はなにか違っていたんだろうか。

ところで、これをブログに書こうと思ったほんとのきっかけは、友人が記事をシェアしたひと月後、9月にたまたま見かけた別のサイトの記事だった。
1970年、大阪万博の年に東京・三鷹に建設されたミリ波望遠鏡は、その後野辺山、水沢、鹿児島へと移設されたのだけれど、2018年10月(まさに今だ!)、三鷹の国立天文台へ里帰りすることになったらしい。
半世紀弱にわたる観測施設としての役目を終えて、日本最初のミリ波望遠鏡を記念する、モニュメント的な施設になるのかな。

秋の始まりの日に

大阪市の小中学校は、2学期が始まってもう一週間。
しばらく前までは関西の小中学校は8月31日まで夏休みのところが多かったから、毎日大勢の子どもたちがやってくる日々から一転、9月は突然静かな製麺所になってしまって、あぁ秋だなぁって寂しいような物哀しいような気分になっていた。

地域によって公立学校の始業式は別の日になって、お盆のある週を境にじわじわと遊びにきてくれるお客様が減っていって、8月最終週はすでに秋の気分、それでも毎日お客様があるのはとてもありがたいこと。

うどん作り体験教室の夏休み営業は、毎年のことながらバタバタと駆け足のように過ぎていってしまって、7月21日からもう六週間も経ったのか…と驚く。

それにしても毎年たくさんのお客様が遊びにきてくれて、今年も700人以上。たくさんの笑顔とはしゃぐ声と、順番取り合いっこのちょっぴり小競り合いと、それになによりも「美味しいね!」とみんなで顔を合わせて喜んでもらえている様子と。うどん作り体験教室をやっていて楽しいことが、いつもながらにぎゅっと凝縮されていた日々。

また来たよ!と慣れた様子で準備を始める彼らや彼女たち、「どうやってうどん作るの?」「これから教えてもらうんやで」はじめての体験にドキドキしている様子の彼ら。いろんな人をお迎えして、そして今年もケガなく夏休み営業を終われることにほっとしつつ、お越しいただいたお客様と支えていただいたすべてのみなさまに、あらためて感謝。

もちろん今年も!敬老の日企画、自分で作ったうどんをプレゼントしよう!

少し告知が遅くなってしまいましたが、もちろん今年も開催します!うどん作り体験教室敬老の日スペシャル企画。
手作りうどんをおじいちゃんおばあちゃんにプレゼント!
2時間たっぷり遊んで出来上がった手打ちうどんを敬老の日ギフトに。贈答用の箱とカードにはメッセージをどうぞ。
プレゼントが2箱完成します!
通常の体験会と同時開催です。

詳細・お申込みはこちらから。
https://iricosky.com/wp/live/keirou/

うどん作りはかんたん?難しい?(2つのポイント)

うどん作り体験教室に来ていただいたお客様全員に尋ねる。「うどん、作ったことありますか?」

自宅でやってみた、林間学校で作って食べた、保育園で作った、うどん作りの観光施設に行った。こういう方が、感覚的に2割ぐらい。

想像よりもずいぶん多いんだな、という印象がある。もちろん、わざわざウチに来てくれる時点でうどんに対する思い入れは強いのかもしれないけれど。

そのうち6割ぐらいの人がうどん作り観光施設。こんぴらさんの境内や高松市にある中野うどん学校に行ったよ、という人が圧倒的に多くて、その次に林間学校や保育園。ご自宅で打った、という方が少し。

中野うどん学校は、現地で食べる分は機械でつくった生地から始めるのでうどん作りのハードルは少し下がる。
林間学校や保育園で作るときはきっと教えてくれる人がいるんだろう、みんな「美味しかった!」らしい。

自宅で作った人に聞くと、成功率は5割ぐらい。半分ぐらいの人は「失敗しました」、のこり2割ぐらいの人も「う~ん…って感じでした(笑」みたいな返事になっちゃう。
みなさん料理のテキストやYouTubeを見てやるみたいだけれど、独力で生地を作るのはちょっとむずかしい、らしいんだな。

そこで、体験教室にお越しになった方の体験談や作っている様子を拝見して、きっとここでつまずくor失敗しちゃうパターンが多いのでは?というポイントを2つ。

■POINT1 『小麦粉と塩水を合わせるときは、できるだけ大きなボウルを使って。こねずにまぜる、均一に。』

小麦粉に塩水を入れる、というと「こねる」ことを連想する場合が多いんだけれども、出発点はこねる、のではなく「混ぜる」こと。ウチでは水あわせという呼び方をする。
こねはまた後の工程になる。

できるだけ全体同じ状態になるように小麦粉と塩水を混ぜ合わせるのが最大のポイント。これがうどんのしあがりを左右する。一番最初の工程がもっとも大切。

小さなボウルで混ぜようとするとどうしてもダマができちゃう。家庭にある大きめのボウルはきっと直径30cm前後。そのサイズだと、はじめてのうどん作りなら最大2食分(小麦粉200g)が適切なサイズだろう。
それ以上の分量を作るとどうしても大きなダマ、かたまりが最初にできてしまって、混ぜても混ぜても均一にならない。

イリコスキー製麺所の体験教室では4食分400gの小麦粉を使うけれども、その時のボウルは36cm。これが5食分になると少し難しくなる。10食分はまずムリだ。

さっきも書いたとおり、ポイントは均一に混ぜること。手のひらを使って力を加えてこねたりはしない。
指を立てて全ての指を使ってミキサーのように、小麦粉と塩水をかき混ぜる。ボウルの直径が大きければ大きいほど、ボウルの底にある小麦粉の厚さが薄くてうまくいく。小さな直径のものだと小麦粉が厚くたまっていてダマになりやすい。

均一にまざるとはどういうことか。
小麦粉と塩水がまざった生地の元が、小さなパン粉みたいにそぼろ状になっていること。小さなかたまりだと塩水が分散して小麦粉の中に散りばめられることになる。大きなかたまりには、塩水が偏在している。まったく塩水を含んでいない小麦粉と、塩水だらけのべちゃべちゃな小麦粉が存在することになる。

小さなボウルしかない場合、それを避けるために塩水を最初から全部いれずに少しずつ足していくという方法もある。これでもまずまずうまくいくこともあるけれど、やっぱりダマはできやすい。

おいしいうどん作りをしたいなら、最初の機材は百均とかでプラスチックのたらい(大きな洗面器でも良いかもしれない)をまず購入するのがオススメ。

■POINT2 『うどんは茹でると倍近くに膨れ上がる、ことを忘れない』

さっき書いた水合わせは最初の工程だったけど、これは最後の工程。生地を伸ばすときと切るときと。

うどん大好きなみなさんは、いつも食べているうどんの太さが頭の中にあるから、どうしてもそのサイズに生麺を作ってしまう。
生麺は、お湯で茹でると、倍ぐらいのイメージ太さになる。茹でてる途中から、うわ、と驚くほどの太さになっちゃう。

うどんの乾麺って細いのに、茹であげると水分を含んですっかり普通のうどんの太さになってる。生麺はそこまでじゃないけどかな~り太くなる。

こんなに細くっていいの?って思うぐらいのサイズで十分。
数字でいうと、伸ばし終わった生地の厚さも包丁で切った麺の太さも、どちらも4mmが目標。

ただ、「4mm」って大きさ自体も実はなかなか把握できないのでそこにも注意。
きっと、教室で見本を見せずに、4mmに切ってください、っていうと1cm近くになっちゃうと思う。5本ならべて1円玉の直径とおんなじだから結構細いんだ。
伸ばした生地を切って麺にする前にも、真ん中で半分に割ってみて厚さを測ってみるのもいいと思う。

太く仕上がったうどんは、いくら茹でてもお湯が芯まで届かずにごわごわのまんま。「讃岐うどんだからコシがあるの。これでいいんだよ!」という意見もあるかと思うけど、コシとはまた別。たんに生茹でなだけ。

切り始めは、きっと太くなっちゃってがんばって細く切ってるのにあれ?こんな太さ?ってことが続くと思う。
切り進めるうちに慣れてきて、ようやく良い太さでリズミカルに切れるようになったと思ったらもう全部切っちゃってた…っていうのもよくある話。
これはもう慣れと経験の世界なので、何度か作ってみてチャレンジしてみて。

切り始めにできた極太のうどん、これもしっかり茹でれば美味しいんだけど、たとえば5cmの長さに切って、茹でずに油でゆっくり揚げると塩味の残ったおいしいスナックになる。これはわりとクセになる美味しさなので、ぜひ試してみてほしい。

開業5周年を迎えたイリコスキー製麺所です。ありがとうございます。

みなさま、ブログではすっかりご無沙汰してしまっております。
イリコスキー製麺所所長の山下です。
(2つ前のブログが3周年、でした。それから丸々2年、放ったらかしてしまってました。ごめんなさい)

おかげさまで2018年6月17日、イリコスキー製麺所は開業5周年を迎えることができました。
ネット販売を正式スタートした2013年からもう5年。うどん作り教室をはじめたのは2014年の夏でしたから、こちらはもうすぐ満4年ということになります。

5周年、というとまだまだこれからだよね、と思うのですが、2013年だったと改めて思い返すとずいぶん昔のような。なにより、まだそのときには僕はまだ40歳代でした(笑

イリコスキー製麺所を立ち上げる前から、製麺所の中でうどんの教室をしたり、製麺所の外へお出かけしてうどんを作ってもらったり、そんなことをぜひやりたいと考えてはいましたが、うどん作り教室がこれほど受け入れていただけるとは。
どちらかというと平日の昼間、奥様方がご家族のいない時間帯に遊びにお越しいただけるんじゃないかなという予想とは裏腹に、週末の、それもファミリーでお越しいただくお客様が大多数となりました。

周年を機会に、これまで製麺所でうどん作りを体験してくれた方の人数を計算してみるとなんと1万3千人以上。この小さな製麺所にそんなにたくさんの方が遊びに来てくれたのか、とこれまた予想外の数字に驚くばかりです。

これまで小さな子どもと触れあう機会の少なかった僕ですが、体験教室を始める前より何倍もの数の子どもたちと一緒に遊んでもらったことになります。
背丈と喋り方を見てあ、これぐらいはできるかな?とか、そんなことまでできるの?とかちょっと難しかったか~でもがんばったよね、とか。そんなことを毎日感じるようになりました。
僕が子どもたちと遊んでもらうにはエネルギーがたくさん要りますが、その分子どもたちの笑顔やにぎやかな声に、ほんわか幸せにさせてもらう機会をいっぱいいただいています。

これからも、もっと大勢の子どもたちやもちろん大人たちや。日本に住んでる人たちばかりじゃなくって海外のお客様にも。楽しいひとときを過ごしてもらえるように、もうちょっとがんばろうかな、と考えています。

これまで製麺所に遊びにお越しいただいたみなさま、通信販売でお買い上げいただいているお客様。そして開業前も、今も応援してくださっているみなさま。いつもありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
どうぞこれからもイリコスキー製麺所をよろしくお願い申し上げます。

(イリコスキー製麺所 所長 山下良 拝)

6月18日の大阪北部の地震によりお亡くなりなった方々に、心よりお悔やみを申し上げます。被災したみなさまの生活がこれまでどおりのものに一日も早く戻りますことをお祈り申し上げます。

子ども会さまイベント@奈良市

ケガだけはしないように、みんな見て覚えてね。

子ども会様のイベントに、出張うどん作り体験教室をご利用いただきました。
今年度はじめてのイベント、違う学校に通う子どもさんも多いということでみなさん名札をつけての開催。
近くに住んでいても初めて声を交わす人もいるんですね。そんな大事なイベントにご利用いただいて感謝です。

うどんづくりでみなさん仲良くなっていただいていますように。

今回は市立の調理施設を借りていただきました。ちいさな方にはちょっと作業台が高すぎるのですが、そこはスツールに膝立ちしたりしながら。
会議室とはちがって打ち粉飛散防止の養生シートとかを使わなくてよいのが会場的には楽ですね。
220㎝ × 80㎝の調理台が6台、ガスコンロには蓋をして、手洗い場はそのままで。全部で12組の実施となりました。

広々清潔な空間でたくさんのうどんと笑顔ができました。
みなさま、ありがとうございました!

■開催概要

主催:奈良市内の子ども会さま

開催場所:奈良市立西部公民館調理室(約120平米)

開催日時:2018年5月26日 9:30~11:30

ご参加者:子ども会と保護者のみなさま、12組 合計49名様

できあがり分量:各組4人前、合計48人前

まずはうどん粉をふわふわに振るって

お待ちかねの踏み!がんばって

踏み!

手をつないでこっちでも踏み!

きれいな生地できた?

次は生地を折りたたんで

こうやって踏むんだよ~!

2回め、踏みながらダンス!

抱っこされながら、踏み!

いよいよ麺棒で伸ばしますよ~

お父さんと一緒にがんばれ!

ちっちゃなカラダでがんばります!

その調子!

みんな見守ってるよ!

生地伸ばし、むっちゃ上手!

きれいに大きく伸びました!

さあ、いよいよ切りますよ!

お父さんもカットには本気です!

細い!上手に切ってますね

美味しそうだね、ママ!

こんな調理室の広々空間で実施しました

指切らないようにしっかり見てね

できあがり!おいしそうな手づくりうどんができました

がんばったよな~、オレたち!