イリコスキー製麺所 所長のブログ

年越し蕎麦?年明けうどん?

toshiake_logo「香川県では年越し蕎麦ではなく年越しうどんを食べようという人たちでうどん店が賑わっています」
今年も大晦日のNHKニュースではそんな映像が流れるんだろうか。このところ毎年見ている気がするな。映るのはいつもさか枝のような記憶があるんだけど、どうなんだろう。
 

実家で暮らしていた頃の年越しは、一応、蕎麦だった。
紅白歌合戦を見てる僕に母親が「お蕎麦食べるんな。うどんな(蕎麦というものを食べてみるのか。それともまたうどんにするのか?)」と尋ねる。「年越しやけんな、ほら蕎麦でー(年越しでしょ?そりゃあ蕎麦食べるに決まってるよ)」毎年おきまりのそんな言葉を交わした数秒後に出されるかけ蕎麦。

一応、っていうのは、その蕎麦の麺は近所の製麺所で買ってきた茹で麺だから。
いや、茹で麺だからというよりそれがずいぶん太かったんだ。うどんよりせいぜい一回り細いぐらい。香りはいつも食べてるうどんの香りで、ほぼうどん粉で色づけに蕎麦粉を入れたような、二八蕎麦じゃなくて八二か九一蕎麦じゃないの、と今なら思うような麺(ほんとの配合は知らない)。

当時、僕は蕎麦の文化なんて全く知らなかったから、特にヘンだと思うこともなかったし、へえ、これが蕎麦っていうものなのか、わざわざこういうのを作らなくてもうどんでええんとちゃうか?って考えてたぐらいのことだった。

かけ蕎麦を一杯すすったあとで「足りんなー。うどんも食べる」というわけでやっぱり最後は年越しうどんになるわけだけど。
ちなみにどっちも同じかけつゆ、もちろん昆布すら入らない生粋の濃いいりこだしだ。思えばなんとぜいたくなうどん&いりこライフだったこと。
 

最近は香川県のさぬきうどん振興協議会ってところが「年明けうどん」ってことを言うようになってきた。白い麺の上にひとつ赤いものを乗せたお祝いのうどん、なのだそうだ。
赤いトッピングがあると確かにキレイに見えるよね。ネギの緑に紅白の蒲鉾とか。あれ、それじゃ普通の素うどんか。
 

ところで黒のイリコスキー(つけつゆ、もちろんいりこだし)で、もり蕎麦を食べてもけっこうイケる、と自分では思ってる。
もりには辛汁でしょ!甘いつけつゆ、しかもいりこなんて!というご意見はごもっともですから、無理におすすめはいたしませんけれど。

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