今日から10月ですね。
7月から9月まで、あっという間に通り過ぎて行ってしまいました。
9月が終わってちょっとゆっくりしていますが、もうずいぶん先までご予約いただいているお客さまもいらっしゃいます。みなさま、ありがとうございます。
手打ちうどん体験教室に大勢のお客さまがいらしていただけるようになって、やりたい教室の雰囲気について、少し考え方が変わってきた気がしています。
体験教室にお越しいただくお客さまはファミリーでお越しいただく場合が多いのですが(大人お一人でも、カップルでも、女性同士でも、目いっぱい楽しめますよ!決してお子様だけに向けたプログラムではありません。あ、もちろん男性同士でも!!)、みなさんずいぶん真面目に受講していただけます。「教室」という名前を付けているから、なのかもしれませんが…
以前少し違和感を持っていたことがあって、「センセの言う通りやりなさい!」「なんでこれができないの!?」といったようなことをおっしゃる親御さんが時々いらして。そのたびに僕は心臓がキュッ!としていたのです。
せっかくファミリーで遊びにいらしてるのだから、もっとアバウトにやっていただいてもいいのにな、大まかな手順をまちがえなければだいたいはおいしいうどんができるのにな、2時間もっと楽しんでくれればいいのに。なんて思いながら。
ある知人に、「所長がマジメにやりすぎてるからじゃ?」と言われたこともありました。
確かに。「ここが、今日の一番大事なポイントですよ」なんてことをいつも言ってます。僕がもっとアバウトにお話すればもう少し教室の中もユルくなるのかもしれません。
でも、なかなかそうできないんですよね。冗談もあまりうまくないし、いつも同じことを同じようにしゃべってそこそこ笑っていただけるのでまぁそれでいいか、と思いながらやっていたり。
ただ、最近ちょっと思ったんです。
自分がやりたい教室の雰囲気があって、それを実現するのも大切だと思うけれど、ほとんどのお客さまは一回きりなわけです。もちろんリピーターになっていただきたいですが今のプログラムではまだ無理です。まぁそれは横に置いておいて。
一回きりの体験を、どう生かす(という言い方はおかしいでしょうか?)かはお客さま次第なんじゃないか、って思うようになってきたんですよね。
ご家族でお休みの日にレジャーとして過ごされるのももちろんあり(僕はぜひそうしていただきたいと思っています)ですが、「食育」を重視して、いつも食べてるうどんが何から、どうやってできあがるのかを勉強していただくのももちろんありですよね。
見知らぬ、他のご参加者のお子さんたちや大人たちとうまく仲良く数時間過ごす機会だ、と考えるのも。いつも興味があちこち分散するけれども、この2時間だけは集中してほしい、とか。センセのいうことをちゃんと聞いて理解できるのかちゃんと見てみたい、とか。
あ、なんだかエラそうに書いているように見えたら申し訳ありません。
いらっしゃるお子様の年齢もさまざまですし、僕が勝手にこうしてほしい、というのを押し付けてもそれはどうしようもないんだな、それよりもお客さまが使いたいように使っていただいて、そのうえでなお楽しかったな、面白かったなと思っていただければそれが一番、そういうふうに今は思っています。
よろしければ、こんな風に使いたいと思った、あるいはこう思っていったけどちょっと期待外れだった、それとも思った通りのことができたよ!そんなことをお教えいただけると、所長はとても喜びます。
機会があれば、ぜひ教えてください。みなさんの声、お待ちしています。
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