年に一度の幸せな時間。

まゆつば中目黒版 建て込み中

舞台はこんな感じでした。舞子わかめ、写真使わせてもらったよ。

もう1週間も経っちゃった。中目黒にいたのはつい昨日のような、ずいぶん昔のような。

そんなことやってる場合かね?なんてことももちろん思いつつ、満員劇場御礼座の公演に参加した。今年は東京公演、2年前と同じウッディシアター中目黒

今年は、っていうのは、最近はほぼ年一回のペースで12月に行うことが多いから。それも、ここ最近は大阪と東京と1年おきだな。 続きを読む


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ようやく終了、内装工事!

ガスも、水道もついてそれっぽくなりました。製麺所と事務所のコントラストがええ感じ。

長かったなぁ。三木さんに建具の工事をやってもらってすっかり事務所らしく。

床が一部浮いてたり壁紙の継ぎ目が見えちゃったり、なんてところどころあれ?って部分はあるにせよ、これでようやく前にすすめる。

厨房には金属板やガス湯沸かし器も入って、少しは飲食関係に見えるようになってきた。 続きを読む


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一階にカレー屋さん

yobareya(ヨバレヤ)、カレー屋さんの外観。

夜はこんな感じでこれも雰囲気ありますね。露出が飛んじゃってるけど、「curry」のネオンが良いです。

イリコスキー製麺所のために物件を借りたのは6月。そのころから、一階の元喫茶店らしいところで改装工事をしてた。

長いことやってるなー(いやいや、人のことは言えない)、って思ってたんだけど、昨日オープン。改装に半年かかったんだそう。セルフビルドなのかな。外観も内装も、いろんなところにこだわりが見て取れる。

yobareya(ヨバレヤ)さんっていうカレーのお店。ランチはエスニックハーブベースとオリエンタルキーマベースの2種、もちろんトッピングもいろいろ。
どうやら淀屋橋から移転してきたみたい。 続きを読む


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すっかりオフィス…内装終了も、もうまもなく、か?な?

壁紙施工、完了!

ちょっと白すぎない!?って声もありますが、いいんです!まずはここから。
窓の外が美しくないな…

なんだかんだで一ヶ月以上内装工事が延びてる製麺所。ようやく壁紙も貼り終わって、来週には建具の最終工事で再び三木雄野さん登場の予定。

オープン、9月になっちゃったりしてね、なんて冗談で言っていたのが、内装だけでそれすら軽々とこえる工期に。
来週中には内装工事はなんとか全て終えて、厨房機器とか、ウェブサイトとかもろもろツール類の作成にもとりかかりたいもの。

ちょっと経費を節約しようと思ったがためにえらく長い時間をかけてしまって、できることと自分でやるべきことはもっと明確にするべきだったなぁ、なんて反省もあるけれど、実際これだけできればまぁ良しとしようか、と自分に言い聞かせてたりして。 続きを読む


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もっとシンプルに考えていいんじゃない?

FM802を開局のころから聞いてた世代としては、感慨深いライブだった。

靭公園センターコートで昨日行われた「風のハミング」。出演はKANさん、スタレビ、THE BOOMの宮沢さん、小田和正さん、馬場俊英さんと豪華な顔ぶれ。
どうやらずいぶんと争奪戦だったらしいチケットを縁あって入手して行ってきた。

もちろん客席は僕に負けず劣らず、FM COCOLOのターゲットど真ん中、という年代の人たちが多くて、でも中にはぐっと若い人も。どうやら馬場さんのファンらしい。
みんな代表曲をきっちりおさえてくれるから、しっかり楽しめるライブだった。 続きを読む


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讃岐うどん、ってみんな言えばいいのにね

製麺所のドア

ただのドアじゃないかって?いやー、ただのドアに見えるようになるまでに、けっこう苦労したんです。早く看板あげたい!

少し前、10年から5年ぐらい前からかな?それまで讃岐うどん、って言ってたうどん屋さんが突然讃岐を名乗るのをやめる、ということが続いたことがある。

全国生めん類公正取引協議会ってところで決められた規約 ― さぬきうどんの名称を使うのには「香川県内で製造された麺」という基準を満たさなきゃいけない、というのが大きいのかな、とは思う。
ただそれも、あくまで特産、本場、名物、とかそういう表示をするときの基準で、香川県以外で作られたものをさぬきうどんって言っちゃいけない、と決まってるわけじゃない。 続きを読む


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買ったものと作ったもの

何かを買いたいな、というとき、僕は「そこまでする?」っていうぐらいにカタログやら製品サイトやらブログやら、を読み込んだり、売り場で実際にモノを見に何度も出かけたり、といった行動をしたうえで購入することが多い。

自分が気に入りそうなものを置いてそうな店へ出かけて、その場でぱっと買いたいものが眼に飛び込んでくる、なんて経験はほとんどしたことがない。 続きを読む


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小麦は讃岐三白の一つ?

なにかの拍子で「讃岐三白」のことを口にして、何だと思う?って尋ねると、えーとまず小麦でしょ!って反応が返ってくることも多い。讃岐うどんから想像しちゃうよね。残念ながら小麦は入っていなくって。

讃岐三白は、塩、砂糖、綿。

塩は、坂出市の塩田を筆頭に国内随一の生産量だったはずだけど、入り浜式塩田に適してた平坦な臨海地はもう工業地帯として開発されて、ノスタルジックな塩づくりの風景は、もう資料館としてしか残ってないんじゃないかな。あ、もちろん工業的な塩の生産はまだまだたくさん行われてるはずだけど。

綿については、おそらく西讃地方が中心だったんだと思う、綿花の栽培されているシーンを僕はほとんど覚えてない。

 

僕に一番なじみがあるのは砂糖。さとうきびとか製品としての和三盆とかかな。現在の栽培量はかなり限られているはずだけど、子どもの頃、おやつが30センチぐらいの長さにカットされたさとうきびだったこともあった。

なぜかそこだけよく覚えてるんだけど、いつも母親が買い物をするスーパーの棚の上には、棚に入らない細長い寒天の元(あれはなんて言うんだろう、断面3~4センチの四角形で長さが数十センチの…テングサなんだろうけど)が置かれていた。

さとうきびのシーズンには、その横におなじぐらいの長さにカットされたさとうきびが並ぶ。母親はそれを2本買ってきて、おやつとして渡すわけだ。表面の薄皮を歯ではぎ取ったあと、僕はそれを噛みしめて甘い汁を吸う。

あのさとうきびは、何に使うものだったのかな?一般家庭で糖蜜を取るとは思えないから、やっぱりおやつとして売ってたんだろうか。

そういえば、一度タイにいったとき、象がご褒美として同じような長さのさとうきびを10本ぐらいまとめたのを与えられているのを見て、あぁ、美味しそうだな、って眺めてたのを覚えてる。

 

さとうきびも、今は栽培量はかなり少ないはずだけど、それを原料として作られた和三盆は、有名になったようだ。
美味しんぼにも掲載されて有名になったのはばいこう堂。大阪にも店舗があって、イリコスキー製麺所から徒歩圏内にある。地元のお菓子ということもあって時々使わせてもらってる。
ただ、僕になじみが深いのは三谷精糖。実家でお遣いものにするときはここの商品だったし、卒業した高校の記念品とかもここのを使ってた記憶がある。

 

…と、讃岐三白っていっても実体験としてなじみが深いのは一つだけだな、と思ったら、東讃(香川県東部)の砂糖、西讃の綿、中讃(その間)の塩、三地域の特産品をピックアップしたから三白なんだね。あぁ。今ごろ気づいたよ。


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文化麵類学ことはじめ

文化麵類学ことはじめ

手元にあるのはなぜか1991年の初版本。「麺の文化史」よりもこちらの方がカラー写真が多いはずです。

文化麺類学ことはじめ。著者は石毛直道先生。食いしん坊の文化人類学者、というご紹介でいいのかな。出版社はフーディアム・コミュニケーション。

日清食品の季刊誌に連載されていたものを書籍としてまとめられたのだと記憶してる。内容からいっても、まさに日清食品×国立民族学博物館という印象の書籍。

大学に行く前、文化人類学者になりたいなぁ、って興味を持っていて…いや、勉強しなかった人間がそういう言い方をするのはおこがましいな。文化人類学者ってかっこいいなぁ、って思ってた。僕の世代には、そういうの多かったんじゃないかな。

そういう気持ちを持っていてさらに麺好き、となるとこの書名を見ただけできっと買っちゃう。もちろん書名だけじゃなくて内容もさすがは石毛先生、世界中の麺類の発祥と文化を網羅してる。書籍にするには限りがあるから、ということで泣くなく掲載できなかったものもあるようだけど、圧倒的なボリュームだ。

「ことはじめ」という書名をつけるだけあって推論だったりちょっと強引?という部分も大いにあるけれど、めくるめく麺ワールド、という雰囲気。麺っていったい何だ?麺の起源は?世界の麺の製造法や調理法、などなど。

ただ残念ながら、うどんについてはほとんど触れられない。日本の麺についても一章割かれてはいるけれど、ほぼそうめんと蕎麦という印象だったかな。そうめんは練った小麦粉を引き延ばす形態の麺、蕎麦は切り麺の出現としての言及。
麺類全般好きだけど、うどんが特に好き、という人間にとってはちょっと寂しいけれど、日本の麺の起源と文化を探るというこの書籍の立ち位置からするとこうなるのかな。

この書籍、現在は絶版になっていて、講談社学術文庫から「麺の文化史(リンクはアマゾンアソシエイト)」として発売されているようだ。続編もあった気がするのだけれど、よく覚えてない。
読み物としておもしろいか、って言われるとちょっと疑問なところはあるけれど麺の世界に興味がある人には楽しめるはず。


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立川談春さんを聴く

さとうしんいち氏の案内に誘われて、今日は森ノ宮ピロティホールへ。

落語はとても久しぶり、3年ほど前に繁昌亭へ行って以来かな。というよりそもそも、落語を聴きに行く習慣はあまりない。東京にいたころは今よりは聴いていた記憶があるけれど、大阪では行ってないなぁ。

落語との関わりは、小学生の時に講談社文庫の「古典落語」シリーズを全部読んだぐらいで(わかってたのかどうかはかなり疑問だ)、そんなに深くはない。大学時代の友人に落研が何人かいたので彼らの高座は何度かのぞかせてもらったことはあったよね。

今日かけられたのは、かぼちゃ屋、小猿七之助、景清。
談春さん、一度は聴いてみたい、と思っていたところをしんいち氏の案内に見事に後押しされて行く気になったわけで、うん、行って良かったね。

1,000人入る大きなホール、席は後ろよりだったけれども見事に引きずりこまれる。他のお客さんの笑い声が大きく響いてる中で、どんどん談春さんの姿が視界の中で大きくなっていく。落語のうまいへたを僕は云々できないけれど、ああ、やっぱり談春さんはいいな、すごいな、って。

その中でもやっぱり景清はよかったね。話は知ってたけど高座で聴くのは初めて。聴いてるうちに涙がじわじわと(いや、もちろん僕も笑ってた)。自分と親の関係を思い出しつつ、泣く人は多いだろうな。


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